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我が人生は物語と共に

映画や演劇の感想など。エンタメと文学をこよなく愛します。

愛しさでいっぱい『ヒューゴの不思議な発明』


公開当時に劇場で観て以来の鑑賞。

ヒューゴの不思議な発明 [Blu-ray]

ヒューゴの不思議な発明 [Blu-ray]



2011年 イギリス、アメリカ
原作: ブライアン・セルズニック
出演: エイサ・バターフィールドベン・キングズレークロエ・グレース・モレッツサシャ・バロン・コーエン、ヘレン・マックロリー、レイ・ウィンストンエミリー・モーティマークリストファー・リー、マイケル・スタールバーグ、リチャード・グリフィス、フランシス・デ・ラ・トゥーア、ジュード・ロウ



最高でした。当時も好きだったけど、なんかさらに好きになったかも。


映像が本当に美しい。どの場面もそのまま切り取って、ずっと眺めていたい。

この映画は人の心を掴み、浮き立たせるもので溢れかえっている。

機械仕掛け、時計、マジック、本、そして映画…。

どうして機械が、ぜんまい仕掛けがこんなにロマンティックなんだろう。

あの機械人形も素敵。
顔の造形が最高。哀しげなようにも見え、幸せなようにも見え。

駅という人が過ぎ行く場所で、そこから出ずに一人暮らす少年。駅の時計は、その一人ぼっちの少年によって正しく時を刻む。

少年は、壊れたものを修理する。それが結果的に人と自分を救う。

最高のハッピーエンドだ。
多くの登場人物が、それぞれ失っていたものを手に入れる。
幸福が彼らに訪れる。

この映画はさまざまな愛に溢れている。
美しく、映画そのものが夢のようで、魔法で、奇跡だ。


こんな映画を観ることが出来ることを幸運に思うし、この映画に関わった人たちは映画業界の中で最高に幸運だと思う。
映画への愛も溢れているのだから。

この映画を観ると、映画を観るという行為の原点に戻る気がした。
ただただ純粋で、驚きに溢れ、心はその世界に入り込む。
こんなに素敵なものだったんだ、映画という存在は。