2015年に読んだ本まとめ
さて、2015年の読書まとめです。
長いです。
一言メモ付き。多かった………。
これからは一冊読むたびにちゃんと感想書いていこうか……(内容忘れるし)。
2015年の読書は何より、トルーマン・カポーティの作品に出会えたことが、一番の幸せでした。
2015年の読書メーター
読んだ本の数:71冊
読んだページ数:22681ページ
ナイス数:0ナイス新装版 アームストロング砲 (講談社文庫)
読了日:1月3日 著者:司馬遼太郎
司馬遼太郎の新選組小説『新選組血風録』『燃えよ剣』が大好きな私。他にも読みたい!と探して行き着いたのがこちらの短編集。『理心流異聞』が沖田の話。
世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)
読了日:1月12日 著者:司馬遼太郎
2014年大河『花燃ゆ』に向けて(?)、読んだ一冊。全4巻ですが停止中。ちなみに花燃ゆは3話で脱落。
ぶらんこ乗り (新潮文庫)
読了日:1月17日 著者:いしいしんじ
これは素晴らしい一冊。初いしいしんじでしたが、この本は心を鷲掴みにされた。
トリツカレ男 (新潮文庫)
読了日:1月25日 著者:いしいしんじ
2冊目いしいしんじ。まあまあかなー。
南の島のティオ (文春文庫)
読了日:1月28日 著者:池澤夏樹
宝物みたいな一冊。大好きで大好きで、絶対手放せない作品になった。日常に不思議が不思議とも思われず溶け込んで、キラキラ輝いている優しい作品の数々。
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)
読了日:2月1日 著者:アゴタクリストフ
再読。大好きな『悪童日記』三部作の2作目。好みで言えば、この2作目が一番好き……かもしれない。哀しみが深まっていく。いびつな愛情。
獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
読了日:2月11日 著者:上橋菜穂子
国際アンデルセン賞を受賞した上橋菜穂子の代表作。有名だけど初めて読んだ。面白いけれど……私はそこまで惹かれるものはなかった。
文盲: アゴタ・クリストフ自伝 (白水Uブックス)
読了日:2月11日 著者:アゴタクリストフ
『悪童日記』三部作のアゴタ・クリストフの自伝。小説の解説なんか読んで、なんとなく経歴は知っていたけれど、これは読んで良かった。
ポケット詩集〈3〉
読了日:2月15日 著者:
久しぶりに訪れた「詩が読みたい!」衝動に駆られて買った一冊。1、2は昔購入済。
山椒魚 (新潮文庫)
読了日:2月15日 著者:井伏鱒二
有名だけどそういえば読んだことなかったなーと『山椒魚』。すごく衝撃を受けた。何だこの素晴らしい作品は。
厄除け詩集 (講談社文芸文庫)
読了日:2月15日 著者:井伏鱒二
『山椒魚』の流れで井伏鱒二。
かの有名な「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」
大好きな『家守綺譚』の続編。今更読む。
『家守綺譚』が好きすぎるけれど、この世界観はやはり素晴らしい。
彼らに再び会えただけでも嬉しい。
また書くだろうか、彼らの物語。
コロボックル物語1 だれも知らない小さな国 (講談社文庫)
読了日:2月26日 著者:佐藤さとる,村上勉
また有名なコロボックル。
面白いけど続編はとりあえずいいかなー。
ミオよわたしのミオ (岩波少年文庫)
読了日:3月3日 著者:アストリッドリンドグレーン
哀しい。
この「ミオよわたしのミオ」に父親の愛情が溢れんばかり感じられて胸がいっぱい。
このオチは素直に捉えていいのか、それとも…?
娘と私の部屋 (集英社文庫 さ 4-4)
読了日:3月7日 著者:佐藤愛子
母と娘のエッセイ。面白い。
百鬼夜行抄 15 (朝日コミック文庫)
読了日:3月8日 著者:今市子
百鬼夜行抄の新刊。
初期の方が面白いけど、読み続けてしまう。
スケオタデイズ 戦慄のフィギュア底なし沼 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
読了日:3月8日 著者:グレゴリ青山
フィギュアスケートのコミックエッセイ。
絵は好みでないけど面白い。
フィギュアの時間です☆ (朝日コミックス)
読了日:3月8日 著者:さいきょーきかく(Y)
続けてフィギュアスケートのコミックエッセイ。
絵はこちらの方が可愛くて好み。
どちらも面白いし、フィギュアスケートへの愛情をを感じられてどちらも良かったです。
百鬼夜行抄 (1) (ソノラマコミック文庫)
読了日:3月9日 著者:今市子
再読。
トラちゃん (集英社文庫)
読了日:3月12日 著者:群ようこ
動物エッセイ。
おまえじゃなきゃだめなんだ (文春文庫)
読了日:3月15日 著者:角田光代
恋愛ものはあまり読まないけど、これは良い作品集。
ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)
読了日:3月17日 著者:宮部みゆきソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)
読了日:3月22日 著者:宮部みゆき
映画が面白かったので。
原作もさすがの宮部みゆきクオリティ。
はらぺこ万歳! 家ごはん、外ごはん、ときどき旅ごはん
読了日:3月24日 著者:たかぎなおこ
たかぎなおこのコミックエッセイはほんわかしてて好き。
模倣犯1 (新潮文庫)
読了日:4月1日 著者:宮部みゆき
宮部みゆきと言えば有名なこれ読んでないなーと読んだはいいものの。
面白いけど、これもこの一巻で停止中。
バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)
読了日:4月7日 著者:施川ユウキ
読書家ぶりたい女の子(笑)
ちいさな王子 (光文社古典新訳文庫)
読了日:4月8日 著者:サン=テグジュペリ
古典新訳で読んだのは初めてだったっけ……?
言わずと知れた名作。大好きな宝物。
ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)
読了日:4月11日 著者:宮部みゆきソロモンの偽証: 第II部 決意 下巻 (新潮文庫)
読了日:4月17日 著者:宮部みゆきソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)
読了日:4月20日 著者:宮部みゆきソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)
読了日:4月23日 著者:宮部みゆき
『ソロモンの偽証』イッキ読み!
原作の方がやっぱり語られることが多いよね。すごく面白かった。
でも映画もめっちゃ気に入ってる。
日日平安 (新潮文庫)
読了日:4月25日 著者:山本周五郎
山本周五郎ってこんなに良いんだ……!と衝撃だった一冊。ものすごく胸に沁み入った。
続いて代表作『さぶ』。
えーと、とても良かったんですけど、私『日日平安』の方が断然好みでした。素晴らしいよ。
うる星やつら 1 (少年サンデーコミックス)
読了日:4月29日 著者:高橋留美子
文庫持ってますが。
めっちゃ好き。
So what? (第2巻) (白泉社文庫)
読了日:4月30日 著者:わかつきめぐみ
好きな作風。
岸辺の旅 (文春文庫)
読了日:5月1日 著者:湯本香樹実
映画になりましたね。評判良いし観たい。
夜明けの縁をさ迷う人々 (角川文庫)
読了日:5月4日 著者:小川洋子
独特な世界観。こういうの好きです。
ウは宇宙船のウ (小学館文庫)
読了日:5月4日 著者:萩尾望都
ひそやかな花園 (講談社文庫)
読了日:5月6日 著者:角田光代
角田さんは女性を描くのが上手い。リアル。
丹生都比売 梨木香歩作品集
読了日:5月8日 著者:梨木香歩
装丁がまた素敵。
日本文学(墓)全集 時どきスイーツ
読了日:5月14日 著者:安堂友子
面白かったけどあまり残ってない。
誕生日の子どもたち (文春文庫)
読了日:7月13日 著者:トルーマンカポーティ
記念すべきカポーティとの最初の出会い。
こんなに心に入り込んでくるなんて。
夜の樹 (新潮文庫)
読了日:7月22日 著者:トルーマンカポーティ
孤独さ寒々しさ寂しさ。
カポーティ短篇集 (ちくま文庫)
読了日:7月29日 著者:トルーマンカポーティ
『ヨーロッパへ』の文章、描写の美しさには衝撃。
冷血 (新潮文庫)
読了日:8月8日 著者:トルーマンカポーティ
読者の心はどこへ寄り添うか。
やはり哀しい。
良い意味で終わり方が予想外だった。このラスト大好き。
俺だって子供だ! (文春文庫)
読了日:8月16日 著者:宮藤官九郎
クドカンはエッセイ書かせても面白かった。
ファンタジックな青春(?)小説。
ストレートな『DIVE!』好きだったけど、こういうのも良い。
トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫)
読了日:8月24日 著者:マークトウェイン
今更読む。
とにかくハックルベリーが好きだ。
遠い声遠い部屋 (新潮文庫)
読了日:8月25日 著者:カポーティ
これがデビュー作。若くして。なんて才能か。
印象は、「冷たく、暗く、どこか恐ろしく、なんとも言えない悲哀を感じる」。でもそう述べておきながら、それらは言葉にするとしっくりこない。その中に感じるのは人間味?暖かさ?何を述べてもしっくりこない。
オースターは好みだろうと思って読んでみたが、カポーティに惚れ込んでる最中だった身としては、希望に満ちた作品だった。
暗いけど、そこから這い上がろうとする、人間の弱さと強さ、そして希望。
良い作品だったけど、しっくりこなかったのは、カポーティのような孤独さを求めていたからかもしれない。
走れ、走って逃げろ (岩波少年文庫)
読了日:9月2日 著者:ウーリー・オルレブ
映画『ふたつの名前を持つ少年』の原作。
観る前に読んだ。
どっちも良い。
ティファニーで朝食を (新潮文庫)
読了日:9月8日 著者:トルーマンカポーティ
後回しになってしまった有名作。
実はヘップバーンの映画は未見。
しかしこの表題作は確かに素晴らしい。これまで読んだ中でもかなりグングン引き込まれた作品。面白い。
ジュラシック・パーク〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
読了日:9月9日 著者:マイクルクライトン
ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)
読了日:9月12日 著者:北川恵海
職場の先輩に借りた。
なんか文章というか表現がところどころ気になった。脳内ツッコミ。
まあ面白いんじゃない。私も仕事やめたい。
ジュラシック・パーク〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
読了日:9月20日 著者:マイクルクライトン
映画が好きで好きでたまらないが、評判に違わず、非常に面白い原作だった。そして怖い。
映画との差異も面白い。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)
読了日:9月26日 著者:小川洋子
『夜明けの縁をさ迷う人々』がとても良かったので、代表作らしきこれを読んだが、思ったよりも好みじゃなかった。
原稿零枚日記 (集英社文庫)
読了日:10月12日 著者:小川洋子
独特の世界観は悪くない。
クセの強い作品。
でもやっぱり『夜明けの縁をさ迷う人々』ダントツ。
ありふれた祈り (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
読了日:10月24日 著者:ウィリアムケントクルーガー,WilliamKentKrueger
昨年読んだ中でもかなり良かった作品。
終盤、このタイトルの意味が分かるシーンではあまりの感動に震えた。
モンテ・クリスト伯(一) (ワイド版岩波文庫)
読了日:10月28日 著者:アレクサンドル・デュマ
面白い。思ったよりも読みやすい。
ただ長いからなー……。
蝉しぐれ (文春文庫)
読了日:10月31日 著者:藤沢周平
よく山本周五郎の作風を引き継いだとか言われているみたいで、確かに作風は似ていると思う。
良かったけれども山本周五郎の方が私の琴線に触れた。
床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)
読了日:11月3日 著者:メアリーノートン
大人になって読んでも気にいる児童書は多々あるけれども、これは普通。
遠い朝の本たち (ちくま文庫)
読了日:11月9日 著者:須賀敦子
著者の思い出と人生に絡んできた本と。
本好きには強くオススメするエッセイ。
橋ものがたり (新潮文庫)
読了日:11月9日 著者:藤沢周平
『蝉しぐれ』同様読みやすいし、人情が染みる。
草の竪琴 (新潮文庫)
読了日:11月11日 著者:トルーマンカポーティ
映画を先に観たので後回しになってしまった。
映画はかなり忠実に作品の雰囲気を汲み取って表していたんだなぁ。
カポーティの中ではかなり爽やかな空気の作品。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)
読了日:11月22日 著者:アンディ・ウィアー
映画『オデッセイ』の公開が待ちきれず。
ひたすら問題発生→解決を繰り返す、でもそれが面白い。主人公はどう乗り越えるのか!?
意外にもところどころ涙ぐんでしまった。
鬼平犯科帳〈3〉 (文春文庫)
読了日:11月26日 著者:池波正太郎
鬼平シリーズは気が向いたときにぼちぼちと読んでいっている。
盗賊に見込まれる平蔵!
どれを読んでも面白い。
ハンガー・ゲーム 上 (文庫ダ・ヴィンチ)
読了日:11月30日 著者:スーザン・コリンズ
ハンガー・ゲーム 下 (MF文庫 ダ・ヴィンチ す 5-2)
読了日:12月2日 著者:スーザン・コリンズ
ハンガー・ゲーム2 上_燃え広がる炎 (文庫ダ・ヴィンチ)
読了日:12月8日 著者:スーザン・コリンズ
ハンガー・ゲーム2 下_燃え広がる炎 (文庫ダ・ヴィンチ)
読了日:12月23日 著者:スーザン・コリンズ
ハンガー・ゲームで私の2015年は終わりました。
今年もカポーティ並みに惚れ込む作家、作品と出会えたら大層幸せです。
皆さま、オススメ小説ありましたら教えてください。
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