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我が人生は物語と共に

映画や演劇の感想など。エンタメと文学をこよなく愛します。

ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』感想

スカーレット・ピンパーネル

2016年11月3日 昼公演
@梅田芸術劇場

S席 2階1列17番



スタッフ

演出・潤色: ガブリエル・バリー
脚本・作詞: ナン・ナイトン
作曲: フランク・ワイルドホーン
編曲: キム・シェーンベルグ
訳詞・翻訳・潤色: 木内宏昌

原作: バロネス・オルツィ 『紅はこべ』




キャスト

パーシー・ブレイクニー: 石丸幹二
マルグリット・サン・ジュスト: 安蘭けい
ショーヴラン: 石井一孝
アルマン・サン・ジュスト: 矢崎広
プリンス・オブ・ウェールズ: 佐藤隆紀
ロベスピエール: 佐藤隆紀
ジェサップ: 川口竜也
ベン: 相葉裕樹
エルトン: 太田基裕
ハル: 廣瀬智紀
デュハースト: 上口耕平
ファーレイ: 植原卓也
オジー: 駒木根隆介




感想

エリザベート』に引き続き、また2階最前列。
ただエリザはサイドだったので見切れたけど、今回は見切れなし。
観やすいお席でした。




原作は悩んだけど読まず。

コメディタッチのエンタメ活劇でした。
分かりやすく面白い。ヒーローが勝つ。
私はそんなにハマらなかったけど、まあまあ面白かったです。

曲は好き!
BW版で予習してたけど、すっごく好きなOnly Loveがなくて哀しかったです………(ちなみに『ルドルフ』でも同じ曲が使われてます、ウィーン版ルドルフのこの曲がさらに大好き!)
マダム・ギロチンかっこいいよね!!





お目当てはいつもの矢崎広

Twitterで数々の「歌がすごく上手くなってる!」との評判を見、割と期待値高めに観に行ったんですが、予想を超えていました。
上手くなってる、どころか、声が変わってる……!一瞬「これほんまに矢崎さんの歌声?」と思っちゃうくらい。
ミュージカル俳優っぽいというか、プロっぽいというか、発声が明らかに変わっていて、感動しちゃいました。(というか興奮して頭真っ白になってしまった)
これは『ロミオ&ジュリエット』、期待大!一曲まるまるのソロがあるし、すごく楽しみです。
ジャージー・ボーイズ』再演はもっと楽しみ!!(キャスト変わるとかやめてね?)
でもソロパートがある歌は、姉マルグリッドとのデュエット一曲のみで、ちょっと残念。頭真っ白になったので、頭ハッキリした状態でもっと聴きたかったです。もう記憶あいまい。衝撃しか残ってない。
矢崎さんまだまだまだまだ歌唱力伸びると思ってたけど、あまりに急激に伸びたので、正直戸惑いを隠せない。

歌は少ないですが、出番は多い。若手の中ではダントツで多い。
なんせ主役夫婦の弟ですから。
演技もとても良かった。
ややドジだけど一生懸命、パーシー大好きな忠犬って感じ。マルグリットとの姉弟愛も感じられて良かったなぁ。
よく笑いを取ってくる舞台でしたが、客席の初笑いはアルマンの第一声でした。ふにゃっとした情けない声が予想外ですね。

あ、あとパーシーの似顔絵に、「すごいそっくりー」って言うんですけど、その言い方が!なんかツボだった!!うまい。客席も笑い。

それから捕まってる時、隅っこでギュッと自分を抱きしめてる図。頭撫でてあげたい。

あ、矢崎さんの舞台写真2枚セット買っちゃいましたー。
お金ないからパンフだけにするつもりだったのに……。




石丸さんは今年『ジキル&ハイド』以来。
アホなふりするパーシー、ほんまにめっちゃアホやったけど、石丸さんこういう演技上手いんですね!なんか意外。割と笑っちゃいました。
歌声は相変わらずの正統派美声。迫力満点。
ジキハイよりこのスカピンの方が曲も好きだし、石丸さんの演技も好きだったなー。




安蘭さん、宝塚の方だし……と構えてたんですが、この人は嫌いじゃない。どちらかといえばやや好き。
ああ……安蘭さんでOnly Love聴きたかった……。




敵役は、また迫力満点の石井さん&佐藤さん。
すごーい、知ってたけどほんまに上手ーい。ど迫力。
上手さに圧倒されていた。

ところでロベスピエールとプリンスを一人二役にして、さらにここをダブルキャストにする意味っていったい?





ピンパーネル団は若干添え物感がありましたが、目立ってたのはやっぱりオジー役の駒木根さん。
体型でまず覚えられるし、こういう時は利点なんだなとなんだか感心。キャラ的にも目立っていて、演技も良かった。
あとは太田くん。彼も『ジャージーボーイズ』以来ですが、ジャージーの演技と若干被ってたんで、すぐ分かりました。
でももうちょいピンパーネル団目立っても良かったんじゃないかな……いや尺が足りないか………。





作品トータルとしてはまあまあ、リピはしなくていいかな。



矢崎さんファンは行って損なし。歌は少ないけど今のこの変化した歌声は聞く価値あり。そして出番は多いので演技は満喫できます。




でも曲は好きだし、矢崎さんも歌ってるんで、もしもCD出たら買っちゃうかも〜。……出ないか。






The Scarlet Pimpernel Original Broadway Cast Recording

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べにはこべ (河出文庫)

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