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我が人生は物語と共に

映画や演劇の感想など。エンタメと文学をこよなく愛します。

『黒いハンカチーフ』感想

2017年一発目の演劇作品はこちら。
DVDでの鑑賞になります。



『黒いハンカチーフ』


2015年10月1日~4日
新国立劇場 中劇場
(※DVD鑑賞)


企画・製作公演 - る・ひまわり|演劇・映画等の宣伝

内容紹介

「黒いハンカチーフを拾った。落とし主の連絡を乞う」
それはかつて、伝説の詐欺師フジケンが、大きなヤマを仕掛ける時だけ使っていた暗号広告だった。
高度経済成長期の日本を舞台に、世紀の詐欺事件が幕を開ける

男たちの騙し合い!前代未聞のコンゲーム!どうぞご期待ください。

スタッフ

脚本:マキノノゾミ
演出:河原雅彦

出演

矢崎広
いしのようこ
浅利陽介
橋本淳
松田凌
桑野晃輔
村岡希美
宮菜穂子
まりゑ
武藤晃子
加藤未和
吉田メタル
鳥肌実
神農直隆
高木稟
三上市朗
おかやまはじめ
伊藤正之




感想


今回はネタバレなしでいきます。



最初はちょっとどうかな・・・と思ったけど、騙し合いが始まると俄然面白くなった。
こういう詐欺ものの作品は面白い上にスカッとする。
ちょっと映画『スティング』を彷彿とさせる感じ。

最後の最後のオチは読めなくて、「そうきたか!」と唸った。な~るほど。



「演劇」という演じている舞台で、さらにその役が演技をする、役者としても詐欺ものはやりがいも大きそうだし楽しそうだなあと思う。力量も問われる。

芸達者な、上手い人が多くて、大変見応えがありました。


個人的には橋本淳くん、三上市朗さん、おかやまはじめさん、伊藤正之さん、いしのようこさん、浅利陽介さんあたりが良かったし好き。

橋本くんは先日『キネマと恋人』を観た時(『キネマと恋人』感想。映画という夢を愛すること。 - 駒子の思考)も思ったけど、やっぱり演劇という世界が本当に似合う。テレビも良いけど、舞台という空気に非常によく馴染んでいる。テレビはテレビでその空気に馴染んでいるけど。自分のスタイルを持ちつつ、その場その場の空気に入り込むって感じ。
この人生涯役者を続けそうだなぁと思った。いい年になったら、映像でも脇役で有名な味のあるベテラン俳優、っていう立ち位置になりそう。
そしてまたこの役が良い。かなり上手く演じていた。すごくナチュラルでまたかっこよくて、とにかく上手くて素晴らしかった。
今回思ったのだけど、なんかたたずまいがやたらかっこ良いんだなこの人は。スタイル良いしね(笑)


三上さんは橋本くんと同じく、先日の『キネマと恋人』に出ていましたね。
あれはどうしようもない旦那役だったけれど、今作は良い役(笑)
おかやまさんはよくテレビで見かける。浅利さんは今の『相棒』に出てるし。
伊藤さんは笑っててもどことなく凄みを感じて、怖くて。凄かった。

女性では断然いしのさん。石野真子さんの妹さんなんですね。
凛としたみんなのママって感じ。何気に強そうな、頼りになりそうな女性。
いしのさんの演技が、役と同じく女性陣をまとめあげていた印象。


と、この辺の人たちは特に気に入って、本当に上手いな~と思いました。
非常に良かった。



矢崎さんなんですけど。
この役は私としてはイマイチ。
前から思っていたけど、矢崎さんは弟分的な役回りはとても上手い。半面、こういったリーダー的な、かっこいい役はまだあまり上手くこなせていないと思う。
以前『ジャンヌ・ダルク』を観た時も思った。
特にこの役では気張りすぎ。怒鳴りすぎというか。声も表情も無理してる感じ、自然さがなくて、そのせいかなんか浮いてる感じも。観ていてちょっとしんどかったです。
課題ですかね、この辺りは。
悪くはないけどね・・・。




しかし作品は非常に面白かったので、満足です。
スカッとするもの良いな~。詐欺もの観たくなります、というか『スティング』観たくなりますね(笑)


詐欺は犯罪だけど、こういう風に悪人から巻き上げる系の詐欺師は、犯罪者ではなくてヒーローですもんね。
こういう物語大好き。

みんな好きでしょう?


DVDはる・ひまわりの通販で買えますよ~(笑)

『黒いハンカチーフ』DVD | 黒いハンカチーフ | | Le-Himawari Online Shop




今年も良い作品にたくさん出会えますように。
では皆様、今年もよろしくお願い致します。